木のおもちゃとボードゲームのkimi は、現在準備中です。

2018/05/31 14:40


こんにちは。おもちゃ屋Kimiの船山です。

早速ですが前回の続きを。

「子供がスマホやyoutubeから離れられない!どうしたらいいですか?」

というご相談のお話でした。
かく言う船山家も同じ悩みを抱えていました。

与えたきっかけなんて些細なもので、料理・洗濯・家事・親父....
私たち親が何かしなきゃいけない時に、

「ちょっと待ってて」「これで静かに。お利口にしてて」

こんな感じじゃないでしょうか?
少しの時間のつもりが静かにしててくれるものだから、つい。
もうちょっと、あれもやろう、これもやろう。

子供って親が思ってるよりずっとずっと出来ちゃうから、
もしかしたら親がもっと時間取れるように気を遣ってくれてかもしれないし、それはわからないけど。
感覚的に操作方法まで覚えちゃって、次から次へと....。

親が率先してyoutubeを見せたりスマホゲームしたり。
それから、コントロールがきかなくなっちゃってのパターンもあるかもしれない。

「ちょっと待ってて」「これで静かに。お利口にしてて。」

でも、親が望んだ当初の目的は叶えられたんですよね。

子供は静かになったし親の手は空いたわけだし。
でもなんか虚しいんですよね。
自分の子供なのにお父さんお母さんより機械に夢中なんだから。やっぱり虚しいんすよ。
そんでもって周りの目なんかも気にしちゃったり。
幼稚園や小学校ではTV何時間見てますか?ゲームは2時間までですよ。
なんてプリントももらってくるし。TVは見てないわよね〜。
 youtubeは毎日3時間見てるけどTVじゃないわよねなんて。

ちょっとのつもりだったの。
そうなって欲しかったわけじゃないの。

そう、親のエゴなんすよ結局。子供たちに選択権なんて。
子供たちに決定権なんて最初からなかったじゃないすか。
親が親のエゴで与えて、言うことを聞いてくれた子供から今度は親のエゴで取り上げるって話なんすよね。

だからまず。

親は反省しなきゃいけない。
大事なのは子供が悪いんじゃないってこと。
隣の人と違うのは子供じゃなくて親なんじゃないかってこと。

なんで一緒にご飯作ろうって言わなかったんだろう。
なんで一緒に買い物しようって、お店の中で"お肉はどこにあるのかなぁ?探して見よう!"って言えなかったんだろう。
なんで好きって、〇〇ちゃん大好きって言えなかったんだろう。

ここがめっちゃ大事だと思うんです。
もし強引にすべてを取り上げても、きっかけを与えた親が変わらなければ必ずまた与えます。

そこに残るのは子供との間にできてしまった"痼り(しこり)"だけです。